接骨院開業まえに事業計画書を作成しましょう。

接骨院の事業計画書(開業計画書)の作り方

開業前に融資を受ける際などには事業計画書の作成が必要です。
実際にどのようなことを書けばよいかがわからない方も多いと思いますので一例をあげておきます。

 

事業計画書(開業計画書)は、融資を受ける際に必要ですが、それだけを目的にしてはいけません。

 

融資を受けられることで開業後にうまくいくというお墨付きをもらったような気になる方もいるようですが、開業後に勤務していた時よりも収入が下がったという話も多く聞きますので、こうなったらいいなというものを予定にしていないか確認してください。

 

 

開業計画書
20○○年○月○日
名前

 

1. 事業内容
1) 業 種 :接骨院(整骨院) ※要柔道整復師免許
2) 開業予定日 :20○○年○月中旬
3) 開業予定地 :
4) 内 容  :
 ‐保険診療可能な接骨院(整骨院)及び自由診療のみの整体院にて5年間勤め、そこで得た専門技術と経営ノウハウを地域特性に合わせて実施する。
  ・保険診療:窓口にて患者に治療費の一部負担金を、各保険組合に残りの治療費を請求する。
  ・自由診療:保険適用外の症状に対して、全額患者に請求する。
 ‐ケガや交通事故による骨折・脱臼・捻挫・挫傷などの急性疾患(保険診療)、及び肩こり・腰痛・膝痛などの慢性疾患(自由診療)の治療を対象とする。
 ‐接骨院と自由診療を別けて施術をし、他の接骨院と差別化を図り、ケガの治療と慢性疾患の治療を両立させ、体の部分のみならず全身のメンテナンスをサポートする。
 ‐現在、月○○円を売上げる接骨院勤務3年の柔道整復師一人を施術スタッフとして起用することにより早期黒字転換を目指す。

 

5) 対象人口 :○○市○○世帯 人口○○人(約○○人弱が64~84歳以上の老人)
6) 同業者数 :○件(○接骨院、○接骨院、○接骨院、○接骨院、○○接骨院)
 ・同業者の1日平均患者数30~150人

 

 

 

2. 事業資金
1) 借入金内訳
信金借入 \○○
友人からの借入 \○○
計 \○○

 

 

2) 店舗賃貸料
\○○(内訳は下表参照)
  初期費用 月費用
家賃 \○○  \○○
管理費\○○ \○○
礼金 \○○  \0
敷金 \○○  \0
手数料\○○ \0
計 \○○  \○○

 

 

 

3) 内装工事費用(別紙見積参照)
\○○

 

 

4) 機器購入費用(別紙見積参照)
\○○

 

 

5) 維持費用(人件費、光熱費など)
\○○

 

 

 

3. 開業後の見通し

 

患者一人当たり保険診療額(全国平均2.13部位)
部位数 窓口単価 保険単価 合計 日患者数 日収入
3部位 \○○     \○○   \○○    40 \○○
2部位 \○○    \○○  \○○     40 \○○
1部位 \○○     \○○  \○○     40 \○○

 

 25日営業
     月窓口収入 月保険収入 合計
1か月目 \○○    \○○  \○○ 
2か月目 \○○    \○○  \○○
3か月目 \○○    \○○  \○○

 

 

患者一人当たり自由診療額
単価 日患者数 日収入 25日営業
\6,000 5 \30,000 \750,000
※日患者数は平均値とする。

 

開業後6ヶ月間の収支予想
・保険診療費は3ヵ月後に発生し各保険組合より請求に応じて支払われる。
・開業時従業員数は○人とする。(患者数の増加に伴い従業増員とする。)
<--※以下の項目を表にして月ごとの収支を予想します。-->
内容 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
収入 日平均患者数
(保険診療)
月窓口収入
月保険収入
日平均患者数
(自由診療)月自由診療収入
月雑収入

支出 家賃
通信光熱費
雑費

人件費

月間収支

 

4. 返済方法
 信金借入金○○万 :5年間(60回払い、据置期間3ヶ月)
 友人借入金○○万 :○年間(○回払い、据置期間○ヶ月)

 

 

※接骨院開業で自分のやりたい施術をする、という夢を実現するためにも、マネジメントをしっかり行わなければりません。、マネジメントなんてわからないという人は、こちらの無料ウェブセミナーが参考になります。

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